結論から書く。ツギツギ(東急の定額宿泊サービス)は「月に2泊以上、1泊あたりの通常価格が1万2千円を超えるホテルに泊まる人」なら得になり、それを下回る泊まり方の人は損になりうる。この記事は、評判の良い面と悪い面を、感想ではなく数字で並べて判断材料を渡すものだ。
運営は東急株式会社。対象施設は全国480施設(2026年8月時点、当研究会調べ)。シティホテル、温泉旅館、リゾート、グランピングまで含まれ、月額を払うと1泊あたり11,990円(2泊プラン・税込)で泊まれる。2名1室なら1人あたり実質5,995円で、同伴者の登録は不要だ。
良い評判の正体を、数字で確認する
SNSやブログで見かける「お得だった」という声を分解すると、だいたい3つの事実に行き着く。
1つ目は、通常価格が高い施設ほど差額が大きいこと。渋谷や新宿、京都、札幌の都心ホテルは通常1泊数万円になることもあり、そこが定額なら1泊あたり11,990円に収まる。2つ目は、同伴者1名が無料なこと。夫婦や友人との旅行では実質半額になる計算だ。3つ目は、東急グループ運営であること。料金体系が急に変わったり、サービスが突然終わったりするリスクが、無名事業者よりは低いと考えられる。
デメリットも、そのまま5つ挙げる
1. 平日中心のポイント制。1泊に10ptを使うのは日曜〜木曜チェックインに限られる。金曜・土曜発は2倍の20ptに交換する必要があり、週末旅行が中心の人は実質的な1泊単価が上がる。
2. 月の泊数が少ないと損になる。2泊プランは月額23,980円。月1泊しか泊まらないなら、1泊あたり23,980円であり、通常予約の方が安いホテルはたくさんある。
3. 対象施設・客室には限りがある。480施設は多いが、行きたいホテルが対象外のこともある。対象でも満室の日は予約できない。
4. 使わない月も料金は発生する。泊数の繰越はできるが、解約しない限り毎月の支払いは続く。出張が減った、けがをした、といった年には重い。
5. 低単価のビジネスホテル中心では割に合わない。普段6千円台の宿にしか泊まらない人が乗り換えると、月額を下回って損をする。
損得の分かれ目は、たった1本の計算式
「月の泊数 × 1泊あたりの通常価格」と「月額」を比べるだけだ。たとえば月2泊、1泊15,000円のホテルに泊まる人なら年間36万円。ツギツギの2泊プラン(月額23,980円×12ヶ月=28万7,760円)なら年間で約7万円の差になる。逆に月1泊・1泊8,000円なら年間9万6千円に対し月額は28万7,760円。損は明白だ。
この計算を自分の値で試すには、当研究会の紹介ページにある損益シミュレーターが使える。スライダーを動かすだけで年間の差額が出る。損になる人には損と表示する、正直な作りだ。
よくある質問に、先に答えておく
解約はできるか — できる。サブスクリプション形式で、マイページから手続きできる(細則は公式サイトの利用規約を確認してほしい)。
初月無料とやら聞いたが — 2泊プランは初回購入に限り初月無料キャンペーン中だった(2026年8月時点)。終了時期は公式告知を確認されたい。
登録だけでも何かもらえるか — 紹介URLからの無料会員登録で5,000円割引クーポンが即日進呈される(進呈日から90日以内に利用)。泊るかどうかはその後で決めてよく、登録自体は無料だ。
この記事の数字はすべて、ツギツギ公式サイト・アプリの公開情報(2026年8月確認)にもとづく。料金やプランは変更されるため、申し込みの前に公式で最新の条件を確認してほしい。
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